ハースストーン|Hearthstoneとは
ハースストーンは2014年にリリースされたカードゲームで、日本では2015年10月に日本語化したのをきっかけにユーザー数を伸ばしているゲームです。
ウォークラフトという世界的ヒットを飛ばしたネットゲームの世界観やキャラクターを踏襲していますが、そもそもウォークラフトは日本語版が存在しないため、日本での知名度は高くありません。
しかし、ハースストーンは日本語に対応したのをきっかけに、日本での知名度・プレイヤー人口はじわりじわりと増えています。
映画化までされたウォークラフトですが、日本人はウォークラフトを知らないままハースストーンをプレイしている人がほとんどです。
ゲーム性が近いものとしてシャドウバースがよく比較されますが、両方プレイした結果、ハースストーンに流れる人も多いです。
その大きな要因として挙げられるのがアクティブユーザー数です。
シャドウバースのプレイヤーは1日に100万人程ですが、ハースストーンは1400万人です。世界中にプレイヤーがいるので対戦する相手も対戦する時間も自由度が高いです。
他にも運よりも経験や実力が勝敗に大きく関わってくるゲーム性なので、やりこみ要素が高いです。
ゲーム自体はスマホに特化しているわけではなく、アカウントを持っていればスマホ、タブレット、PC問わず同じ状態からプレイすることができます。
ハースストーン|Hearthstoneのルール
9人のヒーローから1人を選択し、相手ヒーローと戦います。
初期のヒーローはジェイナ・プラウドムーアというメイジ(魔法使い)ですが、チュートリアル終了後に他のヒーローと戦い勝利すると全ヒーローが使用可能になります。
各ヒーロー、初期値の体力は30ポイント固定で、相手の体力を0にするまでカードバトルを続けます。
カードデッキは30枚で、その中から先攻は3枚、後攻は4枚の初期カードを戦場に出しスタートします。
自分のターンになると残りのカードデッキから1枚ずつランダムでカードを取り、相手のカード、または相手プレイヤーそのものを攻撃します。
自分のターンになるとマナの数値分だけ攻撃ができます。マナとはそのターンに限定した体力のようなもので、強いカードほど多くのマナを必要とします。ターンごとに最大値までマナは回復するので1ターンでマナは使い切ります。
マナが残っている限りは何回でも攻撃できますが、90秒の制限時間が過ぎるとターンが終了します。
また、カードの攻撃以外にも各ヒーローに固有のヒーローパワーがあり、1ターンに1度だけ2マナで使用することができます。
戦いが長引きデッキのカードがなくなった場合、疲労ダメージと引き換えに次のカードを引くことができます。疲労ダメージは1回目は1、2回目は2というように回数を重ねるごとに大きくなっていくので急ピッチで勝敗が確定します。
ハースストーン|Hearthstoneの特徴
通常、カードと言えばキャラクターですが、ハースストーンではキャラクター以外の要素も全てカードで表しています。
キャラクターに該当するミニオンカード、そして武器カードや呪文カード、ヒーローカードなどがあります。
ミニオンは相手に対する攻撃要因となったり、プレイヤーを守る盾の役割をするのでバトルの中心的存在です。攻撃力と体力がそれぞれ設定されていて、0になるまでは繰り返し使うことができます。
そのミニオンの行動を補佐するのが呪文カードと武器カードです。特に呪文カードは一撃でゲームの流れを変えてしまうほど強力な効果があるものもあります。
そして、呪文以上に特殊な効果を持つのがヒーローカードです。ヒーローが変身し、ヒーローパワーも変化させます。そのぶん必要なマナも大きいのでゲーム後半の要となります。
これらのカードを戦況を見ながら使いこなすのがハースストーンの醍醐味ですが、行き当たりばったりなカードの切り方をしているとどんなに高手札がそろっているデッキでも負けてしまうこともあります。
逆に戦略次第では不利なデッキでも勝つことができます。
やみくもに課金してカードを集めるのではなく、自分のデッキの特徴や強みを知り、勝ちパターンを研究していくという楽しみ方ができます。
ハースストーン|Hearthstoneの攻略方法
まずこれから始める初心者の人でカードゲームに慣れているならリセマラを考えるはずです。
しかし、ハースストーンではリセマラは不要です。チュートリアルに1時間近くかかってしまうのでリセマラをするには現実的ではありません。じっくりとチュートリアルをこなしてゲームルールの理解を深めましょう。
チュートリアル終了後はメイジ以外のヒーローに1勝ずつすることを最優先にします。
メイジ以外のヒーローも勝利したヒーローは使えるようになりますが、効率よく進めるにはメイジのみを使い8勝をあげましょう。その時点でメイジのレベルは10に、基本のカードが揃うはずです。
その後はオリジナルのデッキを作っていくことになりますが、ここで課金か無課金かで効率に大きな差が生まれます。
無課金プレイヤーがデッキ構築のためのカードを効率よく集めるには闘技場モードをプレイし、その報酬に頼る必要があります。
しかし、闘技場モードは全ヒーローがレベル10以上にならないと入ることができません。まずこの段階に至るまでかなりの時間がかかります。
5000円前後の課金ができるならパックを購入してすぐに使えるデッキを組むことができます。
1万円以下の微課金くらいだとほとんど進行に影響がないカードゲームも多いので、5000円程度でも違いがあるのは良心的と言えますね。
やりこむことでゲーム性への理解が高まるので、序盤はじっくり無課金でプレイしてもいいですし、課金してゲームをすすめるのもアリです。このあたりは好みがわかれるところです。
ハースストーン|Hearthstoneの面白さ
スマホでもPCでもネットに繋がっていれば世界中と対戦プレイできるのがハースストーン最大の面白さです。
相手の心理や戦略を読み合いながらのゲームなので、コンピューター相手ではなく、人間同士の戦いは全く飽きがきません。
プレイヤー人口が世界一多いゲームというだけあり、公式の世界大会は毎年すごい人数が参加します。
まずはオンライン大会での予選があり、好成績を収めるとライブグローバル予選の参加権を獲得できます。そこでさらに好成績のプレイヤーはプレミア大会に参加できるという流れです。
プレミア大会にまで参加するのはなかなか狭き門ですが、ここまでのレベルに至ったプレイヤーはハースストーンで生計を立てることも可能です。
大会の賞金や取材費、プレイ動画の広告収入などが入るようになるプロのハースストーンプレイヤーです。
また、プレイする側が楽しめるのはもちろんですが、ゲームの流れが活発なことが直接大会に参加しない観客にも好評です。
特に劇的な展開を見せるバトルはYouTubeなどの動画投稿サイトでも人気動画になっています。
まとめ
ハースストーンはユーザーに優しく、廃課金者を生みにくいゲームです。微課金や無課金でもそれなりに楽しめるのが世界中で多くのユーザーを獲得できた理由の一つです。
カードのイラストなどがあまり日本人好みではないため日本ではあまり認知度が高くありませんが、ゲームバランスや操作性はよくできています。
イラストはやっているうちに見慣れるので、カードゲームが好きな人は一度プレイしてみることをおすすめします。
ゲーム名 | ハースストーン|Hearthstone |
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公式サイトURL | https://playhearthstone.com/ja-jp/ |
発売元 | ブリザード・エンターテイメント |
開発元 | ブリザード・エンターテイメント |
発売日 | 2014年3月11日 |
価格 | 基本無料+アプリ内課金有り |
ゲームジャンル | CCG/テーブル |
対応機種 | PC/スマートフォン(iPhone.android) |
競技人口 | 7,000万人 |